Web開発をする際のフレームワークは数多ありますが、今回はPythonのWebフレームワークであるDjangoをバックエンドに使用した方法についてまとめました。なお、本記事はDjango初学者向けとなります。
このタイミングで使用するツールはターミナルだけで、作業自体は大きく4ステップで完了するので難しくはないと思いますが、ここからは「1行解説」やっていきます。
drf_sample
を作成します。名前は何でも大丈夫です。drf_sample
に移動します。続いて仮想環境を作成しましょう。virtualenv
を使用して、drf_virtual
という名前の仮想環境を作成します。仮想環境の名前は何でも大丈夫です。(drf_virtual)
が表示されていたら、仮想環境に切り替わっている状態となります。今後API作成に必要なライブラリ・パッケージはこの仮想環境内にインストールしていきます。Django
, django-cors-headers
, djangorestframework
, djangorestframework-simplejwt
, djoser
をそれぞれ仮想環境にインストールしていきます。ここで===x.x.x
と、バージョン指定をしてインストールしていますが、バージョン指定しなくてもインストールは可能です。ただし、互換性を考慮しないと正しいコードを書いても実行されない可能性があるので注意してください。
※互換性については、各ライブラリ・パッケージの概要、インストール・使用方法が併記されたPython Package Index(PyPI)で確認してみてください。pip freeze
とすることで、drf_virtual
内でインストール済みのライブラリ・パッケージを確認することができます。なお、pip freeze > requirements.txt
とすると、インストール済みのライブラリ・パッケージが書き出されたファイルがルートディレクトリ直下に生成されます。なお、以下はDjangoを除く各ライブラリ・パッケージについて一言解説です。
sample_project
という名前のDjangoプロジェクトを作成します。プロジェクトとは今回のAPIにおける大枠となる設定等をまとめたものです。sample_app
という名前のDjangoアプリケーションを作成します。ここでいうアプリケーションとは、データベース定義や実際のAPI作成等をするディレクトリです。http://127.0.0.1:8000/
がローカルサーバーのURLです。下のような画面がブラウザで表示されれば、OKです。CONTROL-C
でサーバーを切ることができます。ちなみに、画面上ではバージョン情報と時間はズレまくっていますが特に影響ないので放置しておきます。drf_sample
のディレクトリは以下の通りになっているはずです。全体の構成および各ディレクトリ・ファイルの役割についてはDjango REST Frameworkのディレクトリ構成の記事で説明しています。お気づきだと思いますが、Pythonが使える環境であれば、DRFの環境設定は難なくできてしまいます。次の記事から実際にコードを書いていくフェーズに入ります。
よろしければこちらの記事も参考にしてみてください。
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